『日本沈没』と『復活の日』

 

こんばんは、kuminkaでございます。

長雨を鬱陶しいと感じたり紫陽花を愛でる間もなく、とっとと梅雨明けしてしまいこの連日の暑さ。

この不安定な気候は今だけではなく、この先の未来も続いていくのかと思うと世界はどうなってしまうのかと不安でしかありません。

 

そんな中、昨日「小松左京」原作の古い映画を観ました。

1973年の作品『日本沈没』。その後も何度かドラマ、映画、漫画、アニメになっている作品で、昨年もドラマ化されたばかりです。

子供の頃観たかも、ぐらいの記憶だったので全然覚えていなくて、全く初めて観たと言ってもいい映画でした。昨年のドラマとは全く描き方も違う重たい空気の中で物語は進んで行きます。

急速な地殻変動により、日本列島の陸地のほとんどが海面下に沈んでしまう。というSF作品ですが、劇中の大地震、火山の噴火、津波などの災害シーンはなかなか激しく、今では無理なんじゃないかと思われる容赦ない描かれ方で、「こんな災害じゃ、生き残るの無理だな・・・」とリアルに絶望しました。

今まさに私達が直面している災害の問題も改めて感じさせられた映画です。

 

 

そして、1980年の作品『復活の日』。

この映画は昨年観ましたが、正にコロナ禍で「これ、今の話だよね」と感じた作品。

細菌兵器として研究されていた新種のウィルスが世界中に飛散し世界はほぼ全滅、南極に取り残されたわずかな人々だけが生き残り、人類復活に向けて模索する。

ウイルス拡散、大地震に核爆発。SF映画の中のお話の様ですが、今現在世界が抱えている問題そのもの。

 

どちらの映画も今観るからこそ感じた、古くても新鮮な映画。

古い作品にも拘わらず、扱うテーマは過去から何も変わらず今も続く人類の問題である事に驚かされました。

しかし、最後は絶望だけではなく日本人、人類の再生についても描かれているのが未来への希望です。

 

 

最近はかなり昔の映画でも、デジタルリマスター版などでかなり綺麗な映像で観れるので楽しめます。

余談ですが、『復活の日』の草刈正雄とオリビア・ハッセーの美しさはため息ものでした。そして、総製作費は25億円という、何とも贅沢な映画なので一度は観て頂きたい映画だと思います。

 

本日は、今だから観たい小松左京原作の映画2本のお話でした。

 

 

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