広島平和記念資料館

 

こんばんは、kuminkaでございます。

 

今、大阪中之島美術館では『展覧会 岡本太郎』が開催されています。是非鑑賞したいと思っています。岡本太郎といえば、ここ吹田市にある日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館『太陽の塔』で知られていますが、その大阪万博で太陽の塔がぶち破った建築物、大屋根をデザインされたのが建築家、丹下健三。

もともと建築される予定ではなかった太陽の塔が設計済みの大屋根をぶち破れたのも、丹下健三のおかげだとか・・・

この中之島美術館の展覧会の流れで、過去の大阪万博の岡本太郎と丹下健三のエピソードを再び目にし、「丹下健三と言えば、何といっても広島の平和記念資料館」と思ったのでした。

 

 

丹下健三の建築代表作品『広島平和記念資料館』を実際に見たのは、ほぼ2年前GO TO トラベルを利用して訪れた広島旅行でした。呉~厳島~広島のコースで廻り3日目、駅からタクシーで向かいました。

 

広島平和記念公園に到着しタクシーを降りて、不思議な感覚に包まれました。

特に私は何か特別なものを感じる能力があるとか、普段全く無いですけど、この平和記念公園の『広島平和記念資料館』を仰ぎ見た時、というかその場所というか、何かに囲まれる、包み込まれる様な、涙がじわっと出て来て、「ああ、見えないけど、たくさん居てはるなあ」という感覚になったのです。

どなたかがおっしゃっていた、『訪れると厳粛な気持ちになる』本当にその様な感じです。

 

建築好きの私は丹下健三の建築をカメラに収めようと、相方から遅れ気味で歩いていました。

資料館に向かおうと歩いていたら、入り口付近で、制服姿の地元の中学生のグループ数人に呼び止められました。多分、学校の課題か何かでアンケートを取っていたのだと思います。

「どうしてここに来ようと思ったのですか?」 という質問でした。 私は、

「日本人として・・・」と言いかけて、自分でもびっくりしましたが、涙で声が詰まりひと時話せなくなってしまいました。 え!?ほんとに自分の意図とは関係なく突然こんな事になった自分にびっくりしながら、何とか涙声で、

「大阪から初めて来ました。日本人として、一度はここを訪れなくてはならないと思っていた。」という事を伝えました。

 

リニューアルされた原爆資料館は撮影OKとの事でしたが、とてもカメラを向ける事など出来ず、端から端まで、じっくりと観て、読ませて頂きました。汗と涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、こんな酷い事を・・・と、よくも生きている人の頭の上に・・・いくら戦争とはいえ人が人に対してする事では決してないし、決して許されないと、全世界の人達にこの惨状を観て欲しいと思いました。

2020年に原爆資料館を訪れた時は、まさかこの世界で、また武力による戦争が起こるなんて露にも思わず、また核の脅威に脅かされている世界が身近にやって来るとは。

 

平和を願う時、ジョン・レノンの『イマジン』が頭に流れます。

本当に想像力を働かせて、人が人でなくなってしまう戦争が世界から無くなり、世界が一丸となってこの地球の存続を守れる未来が来る事を祈ります。

8月は終戦記念日もあり、先の戦争の話題がメディアで沢山流れる月でもあります。未来の平和の為に過去を知る事は大事な事で、平和について考える時を持つ良い時期ではないでしょうか。

 

広島平和記念日から色々と想い出し、つぶやきました・・・

 

好きなファッションを楽しみ、心を豊かにするのも平和への第一歩。

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