おカナダからこんにちは
こんばんはもぎです。
映画熱も冷めやらぬまま先日も行ってまいりました。
「C.R.A.Z.Y.」
こちらは昨年急逝されたジャン=マルク・ヴァレ監督の出世作的な作品で、実に17年越しに日本公開。
「ダラスバイヤーズクラブ」などで知られるジャン監督の作品は未聴でしたが
なんとなくおもしろそうなので観てみようと。
内容はというとカナダの保守的なフランス系一家の話で
今で言うLGBT的な要素もあるやつです。
私はそういう部分はとくに知らずに行ったのですが、60〜80sという時代背景と音楽のチョイスに
ナードなエモい匂いを感じたところその勘はドンピシャでした。
詳しい内容は割愛しますが
こんな感じでボウイやらピンクフロイドやらが劇中に使われております。
と言っても特にベルベットゴールドマインのような音楽映画というわけではなく
あくまでいち家庭に焦点を当てたわりと地味な話です。
まんまシドヴィシャスになったりと、主人公の移り変わりが面白い。
ほんと普通のミーハーな若者って感じ。
何気ない日々や何気なくない日々、ひとつひとつが無駄なく丁寧に描かれております。
主人公がこれもまた事故により急逝したフランスの至宝、ギャスパーウリエルを彷彿とさせる
ナードで儚い感じがより映画の雰囲気に合っておりよかったです。
この後、例によりダラスバイヤーズクラブを視聴したのですが
明るくない話題でも割とさらっとしてて泣かせにこない感じがこの監督の作風なのかなと感じました。
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