「ことば結び」のシンクロニシティ

 

こんばんは。kuminkaでございます。

桜並木も青葉が目立つようになり、地面には桜の花びらが舞っています。

4月は、テレビやラジオの番組改編の時期で、既に新しい番組が始まっていて、ちょっとまだ慣れない様な感じで毎日を過ごしています。

 

先日、いつもの美容院に行った時、思わぬ出来事がありました。担当のHさんと私で、えらく盛り上がった時のお話です・・・

 

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私は小さい頃から本を読むのが好きだった。老眼になってしまってから、いやスマホを手にしてからか、めっきり本の活字を読む機会が無くなってしまった。家には読もうと思って買った本が未だ本棚に並んだままである。

そんな過去の「好き」もあってか、ラジオ番組の『湊かなえのことば結び』が好きだった。だった、というのは残念ながら、番組改編の為3月で終わってしまったからだ。作家の湊かなえさんのほわっとした語り口と、私の知っている湊さんの作品とのギャップに初めちょっと驚いた。

ラジオ番組では、本のお話だけではなく、作家さんの裏話や、編集のお話や、湊さんの経験された沢山のお話を楽しんで聞いていた。その中で、一般の方がテーマに沿って書かれた小説やエッセイが紹介されるコーナーがあった。(作家を目指してられるのかなあ)とか(上手に書きはるなあ)とか、作品を読まれるDJの方がこれまた上手なので、耳が勝手に引き込まれて行く。

たまに、豊中市の方が読まれると自分の住んでる近くのどこかで、このラジオ番組を聞いて投稿されている人がいる、と勝手に親近感を抱いて更に聞き耳を立てていた。

番組の最後のテーマが『石』だったと思う。その最後に豊中市の方の投稿が読まれていた。きっちりと聞きたかったのだけれど、物音で聞こえたり、聞こえなかったり、なんせ説明が遅れたが仕事場で鳴っているラジオなので、その最後の投稿は途切れ途切れに聞く事になってしまった。

 

そして先日、美容院に行った時の事、担当のHさんと前クールのドラマは何が一番面白かったか、などと話していた。シャンプー台に移った時に私が

「好きなラジオ番組が終わっちゃったんですよ~」「湊かなえさんの・・」 と言った途端、すかさずHさんが 「ことば結び」 と続けた。

「え?何で知ってんの?」美容室でラジオがかかっているはずもなく(何でそんなどちらかと言えばマニアックな番組を知ってるの?)と不思議が頭を駆け巡っていたら、

「常連のお客様が番組によく投稿されているそうで・・・」

「ええ!?」 「ええ!?」の応酬。

そして、その「お客様」の書かれたお話が、残念ながら私が聞き逃した、番組最後に読まれた『石』がテーマの豊中市の方のお話だった。

こんな事があるのかと、しばらくHさんと盛り上がった。

 

番組ホームページで読めるとの事だったので、その後じっくりと読ませてもらった。

実話だというそのお話は、何ともキュンとする夫婦のお話で、じんわり暖かい気持ちになった。

まさか美容室でそんな偶然・・・「ことば結び」のシンクロニシティ。

ちっちゃな私の世界のちっちゃな偶然だったが、知らないうちに繋がっている人の不思議に驚いた出来事だった。

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本日は、私kuminkaの小話ブログでした。

 

 

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