長崎タータン
こんばんは。kuminkaでございます。
台風19号の爪痕は日本に甚大な被害を及ぼしました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
台風で危ぶまれていたW杯スコットランド戦が13日に開催され、見事日本のベスト8入りが決まりました。試合ごとに皆の注目を集めて、なんと瞬間最高視聴率が関東地区で53.7%、関西地区でも52.2%だったそうです。私は録画で観戦させて頂きました。
台風19号の犠牲者に黙祷がささげられ始まった試合は、エキサイトな一触即発な場面もありましたが、見事に勝利し1次リーグ突破。リーチ・マイケル主将が語られていた様に、台風19号で大変な日本に希望を与えて頂きました。
そこで私、試合を見ながらプレーの他に注目していた事が・・・
スコットランドチームのラグビージャージです。とかく私、オリンピック然り、スポーツ観戦するとチームのお洒落なユニフォームが気になる傾向が。
スコットランドといえば、スコッチウイスキー、キルトとバグパイプ、タータンチェックですよね。と思う・・・
一昔前はラグビージャージといえばボーダーに立て襟、のイメージがありましたが、最近の試合では襟付きのジャージを見かける事が少なくなりました。ところが!
「スコットランドのジャージには襟があるやん」
「首元や袖のチェックがおしゃれ、流石スコットランドやなあ」
などと注意して見ていたら、選手の動きによってちらっと見える襟裏にもチェックが!
気になって録画を早戻ししたりして、ずっと見てました。
濃紺にさりげなくタータンがお洒落です。
そして勿論、ジャージの事を調べてみました。すると、
この襟裏のタータンチェックが『長崎タータン』と呼ばれるものだそうです。
何故スコットランドに『長崎タータン』なのか。
全然知りませんでしたが、これには長崎市とスコットランドの歴史に関係ある様です。
以下、時事通信社の記事を引用させて頂きます。
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長崎市とスコットランドの関係は、160年前の幕末までさかのぼる。来日した同地出身の商人トーマス・グラバーが、長崎で日本の近代化に貢献。その邸宅は「旧グラバー住宅」として、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」にもなっている。
長崎市や長崎県ラグビー協会は2015年、歴史的につながりの深いスコットランド代表チームの誘致に乗り出した。スコットランド協会も熱意に応じて即答し、全国で最も早く事前キャンプ地に決まった。
翌年から代表選手によるラグビー教室や、子どもたちの選抜チームを相互に派遣しての親善試合など、ラグビーを通じた交流も始まった。県協会理事の太田伸二さん(56)は「いち早くキャンプ地に決まったため、時間をかけて交流できた」と振り返る。スコットランド伝統の格子柄は全てのデザインが登記所に登録管理されている。スコットランド協会は16年に友好関係を記念した「長崎タータン」を作り、正式登録後、長崎市に寄贈した。
デザインは、県協会のチームカラーである緑をベースに、長崎市の花アジサイとスコットランドの花アザミに共通する紫色を使用。今大会の代表ジャージーの襟裏にも採用された。スチュアート・マキナリー主将(29)は「長崎の温かい応援を身近に感じて力強い」と親しみを込めた。・・・・・・・・・・・・
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以前から交流があったんですね。
長崎入りした選手達。
ジャージーに採用された『長崎タータン』の理由がわかりました。
日本開催の今回、スコットランド代表も「長崎への尊敬の証しになる」とジャージーへの採用を決定されたそうです。
長崎の方達は今回の試合は複雑な想いだったんではないでしょうか。
以前旅行で行った北海道のニッカウヰスキーの余市蒸留所の資料館でも、スコットランドのタータンは詳しく説明されていました。
登録されているタータンは,The Scottish Register of Tartans のサイトで閲覧可能だそうで、nagasakiで検索してみました。私チェック好きなので、時間のある時に他のタータンも色々見てみたいです。
気になったスコットランドの選手のジャージから、知らなかった事が色々と。
まさか日本の長崎と繋がっていたとは。調べてみて良かったです。何も知らずにすみませんでした。という気持ちです。
プレイフルのタータンはこちらからどうぞご覧下さい。